ライブ配信の基本
ライブ配信で注意したい3つの騒音|今すぐ手軽にできる防音対策とは
ライブ配信は、場所を選ばずに誰でも気軽に行うことができる点が大きなメリットの1つと言われています。
そのため、自宅の一室をライブ配信の部屋として配信を行っているライバーも多いのではないでしょうか?
しかし、自宅での配信で課題となるのが「騒音問題」です。
騒音というと、配信中の音声が外に漏れてしまうことをイメージする方も多いと思いますが、実はそれ以外にもライバーを悩ませる騒音はあるようです。
そこで今回は、コミサポライブ編集部がライブ配信時に注意したい3つの騒音と、今すぐ簡単にできる防音対策について見ていきましょう。
ライブ配信時に問題となる3つの騒音
ライブ配信の時にライバーが頭を抱える騒音は、「音漏れ」「外部の騒音」「生活騒音」の3つが挙げられます。
その人のライフスタイルによっては、深刻な問題となることもあるでしょう。
そこでここからは、上記の3つの騒音について詳しく見ていきましょう。
配信の音漏れ
ライバーにとって最も悩ましいのが、配信の音漏れです。
ライブ配信中にはできるだけ声を小さくしているつもりでも、配信が盛り上がってくるにつれて自然と声が大きくなってしまうことがあります。
配信を行う際には、配信部屋の窓やドアを閉めて行う方が大半です。
しかし、声や音は窓やドアの隙間から漏れてしまうので、家族と同居している方の場合は疎まれてしまったり、集合住宅の他の住人からクレームが入ったというライバーもいます。
配信を盛り上げていくためには、一定の音量も重要となってくるため、配信時の声が漏れないように対策をしなければ、思ったような配信を行うことが難しくなるでしょう。
特に深夜の時間帯に配信を行うことが多い方は、きちんと対策を行うことが重要です。
外部の騒音
外部の騒音とは、家の外で発生している音のことを指します。
例えば、車や電車の音や救急車やパトカーのサイレン、道路工事の音などです。
このような外部の騒音は、発生するタイミングや音をコントロールすることができません。
配信中に後ろで鳴ってしまうとリスナーの集中力を妨げてしまうだけではなく、自宅の場所がバレる原因になってしまうこともあります。
配信をやる部屋は、外部の音が聞こえづらい間取りの場所を選んだり、きっちりと防音対策をしておかなければ、思わぬトラブルに巻き込まれてしまうこともあるでしょう。
生活騒音
生活騒音とは、家の中で発生する音のことを指します。
例えば、洗濯機や掃除機などの家電の音や、子どもが走る足音などが挙げられます。
家族と一緒に住んでいる場合、配信中も家族はいつも通り生活をしているため、個室で配信を行っていたとしても生活騒音が配信に入ってしまうことは多くあります。
特に小さなお子さんと同居している場合、どんな音が入るのか気が気じゃないという方も多いでしょう。
お互いが心地よく過ごすためにも、きちんと防音対策を行っておくことが重要です。
今すぐ手軽にできるライブ配信のための防音対策
どんな騒音も気にせず配信に集中できる環境を作るのであれば、自宅に防音工事をして専用の防音室を作るのが最もよいとされています。
しかし、配信でどれくらい収益を稼げるのか分からない中で、多額の費用をかけて配信部屋を作れるという方はほとんどいないでしょう。
今回はそのようなライバーの方向けに、手軽にできるライブ配信部屋の防音対策についてご紹介していきます。
比較的安価なものでも、対策を行って騒音を軽減することはできるので、ぜひ実施してみてくださいね。
カーテンを壁に貼り付ける
配信中に騒音を防ぐためには、窓を締めることが必須です。
ただ、窓を締めていたとしても、すき間から音がもれてしまうことが多いです。
この漏れを防ぐためには、カーテンを締めた後に隙間ができないようにしっかりと伸ばして、端を壁に貼り付けるといいでしょう。
この時に粘着力が強いテープを使ってしまうと、壁に跡が残ってしまうので、マスキングテープがおすすめです。
カーテンを防音効果の高いものに変えれば、より効果を高めることができるでしょう。
家具の配置を変える
音は到達するまでにたくさんの障害物があると、減衰する性質があります。
そのため、音の伝達する方向を考えて障害物となるように家具の配置を変えれば、お金をかけずに防音対策を行うことが可能です。
集合住宅の場合、ライブ配信時に音は壁を伝わって他の部屋に届いてしまうのです。
これを防ぐためには、棚や箪笥のような厚みのある家具を壁に配置しておくといいでしょう。
ただ、この方法では完全に防音できるわけではないので、他の方法と一緒に行うことが重要です。
マイク等に段ボールを取り付ける
収録中に発した音が外に漏れると、家族や近くの住人からのクレームに繋がってしまうことがあります。
これを避ける最も簡単な方法は、マイク等の音の出る機材を段ボールで覆うことです。
完全に漏れる音を遮断することはできませんが、発生元を覆うことで音が広がりづらくなって軽減することができるでしょう。
吸音材を使って対策をする
最近はホームセンターやネット通販で自分で防音対策ができる吸音材を購入することができます。
このようなアイテムを部屋につけることで、外に漏れ出る音を軽減することが可能です。
吸音材にもさまざまな種類がありますが、最も高い効果を期待したいという場合にはウレタンスポンジがおすすめです。
ハサミやカッターで簡単に切ることができるので、初めての方でも簡単に扱えるのも魅力の1つです。
コストパフォーマンスを求めるのであれば、グラスウールがおすすめです。
ウレタンに比べると吸音性は劣りますが、費用が安いので防音対策として始めやすいでしょう。
ただ、ウレタンとグラスウールは低音域に弱いという特性があります。
これをカバーしてくれるのが、学校の音楽室や放送室にも使われているパンチングボードです。
ボードの背面に吸音材をつけることによって、防音効果を高めることができるでしょう。
できるだけ音漏れを防ぎたいという場合には、吸音材とパンチングボードを同時に使うようにしましょう。
組み立て式の防音室を使う
組み立て式の防音室とは、その名の通り自分で組み立てて利用できるものです。
金額については7~13万程度が相場となっています。
部屋を防音室にするよりは安価でしっかりと音を防ぐことができるので、本格的にライブ配信を行いたい方にはいいかもしれません。
しかし、自室に置くとデットスペースができてしまったり、どうしても場所が狭くて配信の内容自体は限られてしまうので、あまりおすすめはできません。
まとめ
いかがでしたか?ライブ配信中には、自分が発している音声が漏れるだけではなく、周囲の環境音が騒音となって配信の邪魔になってしまうというケースが多くあります。
防音室を作るのが最もよいですが、費用もかなりかかってくるので、まずは自分でホームセンターの材料を使って遮音することを考えた方がよいでしょう。
完全に周囲の音を気にせずに配信を行いたいという方は、防音対策が施されているレンタルスペースを利用することがおすすめです。
家バレなどのリスクを避けることもできますし、配信だけに集中することができるので、ライブ配信者でもレンタルスペースを利用する方も多くなってきています。
コミサポライブではライバーが利用できるレンタルスペースも用意しているので、ぜひチェックしてみてくださいね。